紋章の歴史

紋章の歴史

鍵は錠と対になって機能するものです。錠の構造によって鍵の形態も変化して進化していくことになります。日本でも8世紀ごろにかかれた「日本書紀」という書物に鍵に関する記述が見つかりますのでこの時代には使われていたということがわかります。

海外ではもっと古くから使われていました。エジプトでは紀元前3000年ころに木で作られた鍵と錠前が誕生しました。ギリシャでは前8世紀の文学作品に鍵が出てくるのでそれ以前の古代から使用されていたことがわかります。ローマ時代のポンペイの遺跡の中に鍵屋が見つかっています。この鍵屋は現代の鍵屋と同じように鍵と錠が並んでいます。

そしてこのように古くから生活に馴染んでいた鍵がシンボルとして使われるようになるのが中世のころのことです。このころ鍵が紋章として使われるようになりました。

現在でも西洋の社会のなかで鍵が様々な業種を象徴していることがあります。鍵屋はもちろんですが、ホテルやレストラン、銀行や教会などを表していることがあります。

鍵という象徴の意味としては扉を開閉するという実用性のみならず、権力や富の象徴とされています。この権力の象徴というのは先に述べたとおり、ペテロが譲り渡された鍵に由来しています。

Copyright(c)2014 鍵の象徴や意味 All rights reserved.