鍵屋さんに鍵開けと鍵交換をしてもらった事がきっかけで鍵の事に興味を持ち、夏休みの自由研究の一環として鍵について調べてみたいと思います。特に鍵の持つ意味や目的の変化、象徴などについて触れていきたいと思います。
鍵の象徴として有名なのがバチカン市国の国旗に書かれた鍵です。バチカン市国は世界一小さな独立国として有名です。元首がローマ法王のカトリックの国ですが、この国の国旗には金と銀の鍵が交差し、その上に王冠が描かれています。この2つの鍵と王冠は天界と俗界の支配を表しています。
そして使徒ペテロにイエス・キリストが鍵を渡し、天界と俗界の支配を委ねたことを表しているものです。このことは宗教画でもモチーフとされています。鍵を持っている聖人が描かれている宗教画があればそれはペテロのことを表しています。使徒ペテロがイエスの代理人として天国の鍵を渡されたというできごとの象徴なのです。
また、西洋の文様で鍵がみっつ組み合わさっているものもあります。これもそれぞれ意味があります。第一の鍵はユダヤ人のためのカギです。第二のカギはサマリア人のために。そして第三のカギは異邦人のため、という意味があるそうです。つまり、3つのカギというのはイエスキリストが天国に入る特権をすべての人種に公平に与えたことを表しています。これもペテロにカギを渡したことによって示されました。
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